にっこり(Nick Ollie)してもらえるものを目指して、のんびり(Non Billy)楽しくハンドメイドしているNick Ollieです。
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やっぱり入園・入学の時期が近づいてるからかな。園児や小学生向けグッズの記事を最近よく読んでいただいています。こんな記事が人気です。
日傘を分解したいのだ!
うちの娘は入園・入学の時期ではないので、そういうグッズは今は作らなくていいの。なので今回は全く違うことを。実は、以前から分解しようと思ってたものがありまして。それがこちら、、、
これ、私が以前使ってた日傘です。日傘って帽子よりずっと涼しいので、暑い時期はなるべく日傘を差したいんですよね。で、この日傘を愛用してました。
気に入っていたのだけれど、日に焼けて、黒い生地が白茶けてしまってる。これをね、作りなおしたいとずっと(もう何年だ?)思ってたんです。夏が来る前の今がきっといいタイミング。でも作りなおすにはまずは分解だ! 今回、挑戦してみよう!
生地の大きさが分からない!
この日傘、柄のところが合皮でカバーされたようになっていてね、ここが気に入っています。しかもここは全く傷んでない。
なので、この傘の骨を活用し、布地を別のものに張り替えたいと思っています。でも古いものだし既製品だから、ここに張る生地の型紙がありません。大きさが分かんない!
ということは、白茶けたこの布地を骨からはがして、さらに縫ってある部分をほどいてバラバラにし、それを型紙替わりにして生地の大きさを出さなくてはなりません。なので分解しようと思ったの。
分解中~♪
露先を外す
まずは「露先(つゆさき)」だったよね、骨の先の小さな金具。ここの糸を外します。よく見ると、表からと裏からと2回糸を通して留めてあります。細かい仕事してあるわ。
露先は小さな金具なので、失くさないようにしないと、、、
関節の当て布
続いて、傘の骨の側を見てみると、骨が曲がる関節のところに当て布がしてあります。
開いてみると、楕円の生地で切れ目が2ヵ所入っています。そしてこの切れ目に骨を通してある。ちょっとピンぼけ写真だなー。
この当て布、関節部分とあともう1ヶ所を糸で留めてある。ひぇー、めんどくさそう。
当て布を3ヵ所ほど外したところではたと思いました。そうだ! もしかして外さずにそのまま再利用できるかも。ということで、残りは取り敢えずそのままで。
まだまだ留まってるし
傘の生地は、各骨にあと2ヵ所ずつ糸で留めてありました。これを切って、よし、これで外せた! と思ったら、、、
ありゃ、まだ先の方がいろいろくっついてる。表側から傘の先端「石突き」を見るとこんな風になっていました。
どうやってここを分解していけばいいんだろう? と思いながら、この金属部分をくるくる回していると、あれ、そのまま取れた!
ほんとならこの穴のところに細い釘が打ってあったようなんですが、経年変化で取れちゃってたみたい。この部品は「陣笠(じんがさ)」というらしい。
で、ここからはスポスポと外せました。次はドーナツ状の布。二つ折りになっています。「菊座(きくざ)」という名前です。
そして傘の本体の布地もスポッと抜けました。
最後は花のようにカットされて真ん中に穴の空いた布。これは一重です。花のようにカットされてるのは多分ほつれ止めかな。これは「天紙(てんがみ)」という名前なんだって。
これで傘がほぼバラバラになりました~♪
布地もほどくぜ!
骨から外した布地がこちらです。
骨から外れました~! が、布地はまだぜーんぶつながってる。
縫い合わさってるので、これをリッパーでほどいていきます。まぁ、よく縫うのに失敗してほどいているので、リッパー作業は得意かも(笑)。
縫ってあるところはこんな具合。隣の布地の端と合わせて折って、4枚一緒に縫ってありました。
布地は全部バラバラにしなくても、ひとつだけあればいいかな。で、ほどいた1枚がこれです。
この三角の布が重要よね。作り直す時の一番ベースになる。軽くアイロンを掛けてシワを伸ばしました。
三角だけど三角じゃないのね
この布を紙に写しとって型紙にします。慎重に写しとらねば。
縫い代は6mmで縫ってありましたが、自分の縫う時のことを考えて、縫い代をさらに1cm足して、型紙を作りました。それがこちら。
この三角、よく見ると三角じゃないんです。二等辺三角形っぽいけど、ちゃんとした二等辺三角形じゃない。
上の頂点部分は約1.5cmほどがありません。また底辺は約2cmほど内側に入った弓形。そして横の辺も微妙なカーブがついています。真ん中が約5mmほど膨らんでる。
この微妙な二等辺三角形の大きさは底辺が約31.5cm、高さが約42cm。但し頂点あり、底辺のカーブなしでの大きさです。
なるほどー。そうなってるのかー。傘のカーブに合わせるように生地にもカーブがついているのね、きっと。
ということで、解体作業、終了です。なんかバラバラにするの、楽しかった~♪ 傘の構造や縫い方がよく分かりました。さぁ、これから日傘を作っていくぞー。時間かかりそうだけどね、でも楽しみです!
𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣。.:*・゚✽.。.:*・゚。.:*・゚✽゚・*:.。𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
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コメント
こんにちは♪
そうでしたか、日傘を分解されたのですね。(^^♪
布を張替えるの、かなり手間がいるようですが……
素敵な日傘に生まれ変わるのを楽しみにしています。(*゚▽゚*)ワクワク
傘の布をそのまま使って自転車の前かごなどの、おおいにされているのを見かけます。
ひったくり、されないためのようでもあり。
作りたいと思っていましたが、もう自転車には乗らないことにしています。
元の姿を知らないので、グレーっぽい傘なのかと思いました。
柄のところが痛んでなくて良かったです。綺麗に使われてたんですね。
型紙があるわけではないけど、
この傘の布地を剥がした物を型紙がわりに考えたんですね。
傘はいろいろ細かい工夫があって凄いですね。
傘の関節部分が紐でとめてあってたくさんあって大変ですね。
傘の先端の方の布を外すのが留め具の金属部分もあって…難しそうです。
今まで知らない傘の部位の名前が・・・^_^;。
傘の先端のドーナツ状の布は、菊座というとは知りませんでした。
天紙・・・これも初耳です。
骨から外した布地の解体・・・気が遠くなりそうですが、全部でなく
一か所だけでよく考えたらいいので、ホッとします。
リッパ―でほどくんですね。
しかも、ほどくの得意なのですね。
少しカーブのある三角で、きっちとした三角ではない事が
解体で判明しましたね。
傘がカーブなので、三角もカーブがありますね。
それにしても傘を自力で作るのは凄いですね・・・。
日傘を作るために分解する熱意、尊敬します。
三角がカーブになっていて、上手く作られているなと思いました。
私もやりたくて 傘張替えで検索してここに来ました
本体は綺麗なのに 生地に穴が
捨ててしまうのも 勿体ない無いので
なんとか直したいですね
こんにちは。コメントありがとうございます!
私も持ち手の好きな傘だったので、リサイクルに挑戦してみました。いろいろ苦労もしましたが、出来上がると、市販品より愛着もわきます! 大事に使っています。