にっこり(Nick Ollie)してもらえるものを目指して、のんびり(Non Billy)楽しくハンドメイドしているNick Ollieです。
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気に入っていたけどボロくなってしまった日傘の布を張り替えて再生させるプロジェクトを進めています。前回は日傘を分解して布部分を取り外し、それをベースに型紙を作ったのでした。
今回の布はこれ~♪
今回用意したのはこんな生地です。濃い紺に鮮やかな緑でサークルが描かれた北欧風の柄です。
これ、ハンドメイドの世界では結構有名な生地でね、nina(ニーナ)っていうブランドのモーネという柄です。モーネはノルウェー語で月という意味なんだそう。緑のお月様。
さぁ、裁断だ
これが前回分解した布。そしてこれをベースに縫い代も付けた型紙です。
この型紙を使って、8枚裁断です。ドキドキするなぁ。分解した布は軽くアイロンを掛け、きちんと測って型紙におこしたつもりだけど、この裁断でちゃんといくかどうかが決まるから、ドキドキです。
布は縦は伸びにくく、横や斜めが伸びやすい。そして普通は作るものの上下が布の縦になるようにします。でも傘の場合は布目を横方向で使うんだそう。
理由は布が「露先」の方向、つまり縦方向に引っ張られるので、そちらに伸びるようにするためなんだって。柄に向きがあって横で取れない場合は、布を少し大きめに用意するのだそう。
なるへそ。向きは要注意だね。さらに今回の柄は大きめだから柄合わせもきちんとやらなきゃならない。あと三角の底辺は型紙では弓形にしたけれど、弓形を三つ折りにするのは難しいから、真っ直ぐにするかー、、、いろいろ考えながら、、、チョキチョキチョキチョキ、、、(裁断中)
裁断できました~。こんなんになりました。ちゃんと横を縦にしたし(変な日本語だ)、柄も合わせた。これで大丈夫かな?
縫っていくよー
三角の底辺
まずは三角の底辺を三つ折りして縫います。これを8枚分です。おんなじことを8回も繰り返すから飽きるかと思ったけど、1枚がそんなに長くないから、意外とスムーズに進みましたよ♪
三角の側面をつなげる
分解した日傘は片面がナイロンコーティングしたような生地で、ほつれにくいものでした。だからなのか、三角の布の端は、隣の端と一緒に折って4枚にして縫ってあるだけで、布の端は何の処理もしてありませんでした。
でも今回用意した布は、少し薄手の普通の生地です。コーティングされてないから、端は何もしないとほつれてくる。んー、どうすればいいか、、、
日傘の布地部分の縫い方について、ネットでいろいろ調べてみました。いろんなやり方で縫ってる方がおられるようでね、①ロックミシンをかける、②ジグザグミシンする、③袋縫いで処理する、④折り伏せ縫いで処理する、⑤分解した傘のように折って2度縫う、の方法がありました。
傘だから差してる時に自分からは内側が見えます。ってことは、なるべくキレイに処理したいよね。見上げた時に「あぁ、なんか縫い代がガチャガチャしてるのが見えるなー」と思いたくない。だったら、袋縫いでか折り伏せ縫いでやるのがいいのかな。
ということで、折り伏せ縫いをすることにしました。まずは2枚を中表に合わせて本縫いです。1回縫ったあと、片方の縫い代だけ短く切ります。そして縫い代の長い方を三つ折りにしてもう一度縫う。
こちら片方の縫い代をカットして、三つ折りをしているとこ。でもね、この最後の三つ折りをしていて、はたと思った。折り伏せ縫いだと、縫い目が表から見えるように仕上がるんですよね。でも傘って縫い目が表側に見えてない気がする。よね? もしかして折り伏せ縫いより、袋縫いの方が良いのでは、、、(汗)
やっぱ袋縫いに変更だ! でも上の一枚はもう縫い代を短く切ってしまってる。しょうがない、これは使えない。もう一枚裁断だ、、、
仕切り直しで袋縫い
仕切り直しです。袋縫いで三角の側面を縫っていきます。外表に合わせて5mmのところを縫い、裏返して中表にしてそこから1cmのところをもう一度縫いました。2度縫うので丈夫~♪ 縫い代もキレイ~♪
三角の先は端まで縫わないで、少し手前まで。傘の先を通すためね。先端はあとから切ったりして調整できるので、下(底辺)から縫い始めるのがいいらしい。
あと、古い方の日傘は、底辺も端までは縫ってなくて、その縫ってない隙間に露先が留めてありました。なのでそこも真似して下も少し空けておきました。
これがね、正解だった。あとからここを空けておいて良かった、ということになりました。
で、まずは1ペアが完成。これを4回やって4ペア作ります。
続いて2ペアずつを縫い合わせて4枚ずつが縫い合わさりました。
この4枚2組をまた縫い合わせれば、傘の布本体が完成です。
試しに石突きが通るか、やってみると、、、おぉ、大丈夫そう♪
反対側を見ると、骨の方が随分長い。けど、いろいろググってみたら、どうやらこれで大丈夫らしい。
あとは細かいものも準備
菊座
元の日傘の菊座は、こんなの。よく見てみると、細い布を輪っかにして、ぐし縫いして丸くしてあるみたい。
さらに分解してみると、、、ほら、やっぱ細い布だ。幅2cm、長さが11cm。
これを真似して作りました。まずは細い布をバイアステープを接ぐ要領で縫って輪っかにし、外表に半分に折ります。ちょっと大きめで作りました。
折ってない側を一周ぐし縫いして糸をひっぱると、まるくなった~♪ これでOKね。
天紙
元の日傘の天紙は、傘の内側にあるからそれほど傷んでいません。これ、ピンキング鋏でお花のように切ってありました。が、うちにはピンキング鋏がないんですよね。なので、よし、この天紙も再利用だ! 洗ったらキレイになりました。
ヒモ
閉じた時に留めるヒモ、「留めベルト」も作らねば。元のはスナップで留めるようになっていましたが、今回はオーソドックスなボタンで留めるタイプにしよう。
細いヒモを作り、これを傘の布本体に縫い付けました。ボタンは後から付けるつもり。
ふぅ、だいぶ進みました。あとは組み立ていくだけだなー。楽しみです! 続きはまた次回で~。
𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣。.:*・゚✽.。.:*・゚。.:*・゚✽゚・*:.。𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
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コメント
ニーナというブランドのモ―ネという柄は、
ノルウェーではお月さまの意味なんですねぇ。
ノルウェー語と思うと興味深いです。
緑で表現してあって、素敵ですね。
紺と緑の組み合わせいい雰囲気です。
傘は、普通と違って逆の向きで布をとるんですね。
普通は作る物の上下が布のい縦になるようにするのに
傘は布目を横方向にするとは、常識とは逆で驚きますね。
又、そこまでよく調べましたね・・・。
又、大柄のため、柄合わせも大変ですねぇ。
自分から内側がバッチリ見えるのは内側なので
傘は内側にも気を使いますね・・・。
最初は折ふせ縫いにしたけど、表に縫い目が見えるので
袋縫いにされたんですね・・・。
三角の布の切り直しになりますね。
いろいろ試行錯誤ですね。
「傘の作り方」の本なんて売られてないでしょうね。
ネットも参考にしつつ、基本は元の解体した傘が参考なんですよね。
傘の先端は縫わないままのほつれ状態なんですねぇ・・・。
縫わないスキマが後で必要で、
元の傘がどこまでも参考書ですね。
元の傘の部品も綺麗な物は作り直さず洗って再利用したのが
天紙なんですね・・・。
ほとんどできて、もうすぐですね・・・。
傘自力で作るという発想が凄いです(^▽^)/
おしゃれな布で素敵な傘ができそうですね!
見本のパーツをバラしていると、いろいろ参考になりますね。
nina(ニーナ)いいですよね^^
私色違い持ってます♪
他の柄も結構好きなのが多くて~。
で、古くなった傘をまさかのリメイク。張りとか難しそうなので、出来が楽しみです!