お財布は厚みを如何に減らすかが最大の課題

にっこり(Nick Ollie)してもらえるものを目指して、のんびり(Non Billy)楽しくハンドメイドしているNick Ollieです。

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少し前のことですが、娘からお財布を作って欲しいとリクエストがありましてね。

今までハンドメイドしたがま口タイプのお財布を使っていたのですが、これだとお札を折り畳まなくてはならないし、小銭とお札が一緒くたになって使いにくいのだそう。小学生も高学年になってくるとお札が増えてくるようです(笑)。

というこで、娘からのリクエストは二つ折りタイプのお財布で、お札と小銭入れが別になっているもの。カード入れも欲しいとのことでした。んー、ハードル高いぜ。

 

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まずは設計図を描いてみます

新しく何か作るときは、下手っぴいながらいつもイラストを描いてみます。イラストというより、設計図かな。今回も娘のリクエストを聞きながら、ザックリとした絵を描きました。ひどい絵ですが、公開します!

 

イメージ図を描きながら、必要な大きさも書き込んでいきます。これはものさしを持って、あれやこれや測りながら。例えばカードの大きさはだいたい5.4cm x 8.6cm。これに合わせてカードポケットの大きさを決めます。

小銭入れはマチを付けて、入れやすいように。ファスナーが使いやすいかな。でも小さいからファスナーは縫い付けにくいかも。娘は左利きなので、それに合わせてファスナーの向きや、お財布の開ける向きも考えます。

あとは生地はどんなのにするか、柄や色のイメージも簡単に書き込んでいます。持っている生地をチェックしながらの作業です。こうやっていろいろ考えたりする作業も、とっても楽しい時間♪

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3種類の生地を準備

今回は持っている布山(とっても大きな山です。私、山持ちなの。ぷぷ)の中から、こんな生地を準備しました。

画像左側の紺に白のドットの生地はお財布の外側用です。これは厚手のオックスかな、帆布まではいかないけれど、結構しっかりした布です。

そして黄色のコットン地は内側に使います。黄色いお財布はお金が貯まるっていうし(笑)。小花柄の布は内側のガードポケットや小銭入れにして、女の子らしいお財布を目指します。

 

お財布作りで重要なポイントは厚みだと思う

いかに薄くするかが重要!

お財布作りで大変なのは、ポケット部分などに細かい部品がたくさんあって、それがどんどん重なってくること。うちのフツーの家庭用ミシンでは、厚みを工夫しないと、最後には縫えなくなってしまいそうです。

裁断した生地には、しっかりさせるために、まずは接着芯を貼るのですが、これも縫い代部分には貼らない方が良いらしい。なるほど~!

こんな感じで貼ってみました。白いのが接着芯、厚みが出ないように周りに縫い代を残して貼りました。

いろいろ書き込んでいるのは目を瞑ってください。本当はこんなに濃く書き込まない方がいいよね。薄手の生地だと表に透けてしまいます。

こういう布財布では、最後にバイアス生地でぐるりと周囲を囲んで縫うのがよくある方法です。でも私は細いバイアス生地を縫うのは苦手だし、できれば使いたくない。

ということは、最後にひっくり返すタイプになります。そうすると縫い代部分がもっと厚くなりそうです。さらに布の厚みを考えなきゃならない。

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やっぱり厚みが出てしまう

さぁ、いろいろ考えながら縫っていきます。まずはカードポケット。ここは3枚カードが入るように。ちょっとピンボケ気味の写真だな。。。

 

で、早速失敗です。正面から見ると、まあまあきれいに縫えているようには見えます。でもね、横から見てみると、こりゃ、どうよ。どう見てもこれだと厚みがありすぎでしょ。

 

今考えている設計図だと、最終的にはここにあとプラス3枚の生地を重ねなくてはならない。お札入れの部分や外側の厚手の布がここに重なってくる予定なんです。これじゃぁ縫えなくなる。やり直しだ!

 

ポケットを薄くする方法

ポケット部分、普通に縫い付けると厚みが出てしまう。もっと薄くするために、以下のように工夫してみました。何点かは全くの自己流です。

  • 接着芯は縫い代にはみ出さないよう貼る
  • 縫い代が二重になっているところは、下の縫い代は縫い目ギリギリまで切る
  • ポケットが重なっているところ、下の方は見えないので思いきって切る

 

うーん、文章だとどう工夫したか伝わりにくいですね。工夫した作業の写真がないの。でも、薄くなりましたよ。ビフォア、アフターで比べてみると、、、 まずは先ほども貼ったビフォア画像です。

 

そして、アフターはこうなりました。アフターの画像、3つあるポケットのうちの2つしか写ってない。しかもピントが合ってない。とほほ。写真は勉強の余地ありますね。

 

が、この画像の真ん中あたり、黄色の生地が花柄の下になってる部分、ポケットの下の方を斜めに切ってるのが僅かに見えています。そして、ビフォアに比べるといくらか薄くなったのが分かります。これでよしと言うことにしよう。

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小銭入れは方針変更

設計図を描いた時点では、小銭入れはファスナータイプにするはずでした。が、何せ小さいですからファスナーもとても短くて縫いにくい。

はい、方針転換です。ふた付のポケットにして、アメリカンホックで留めるタイプにします。さらにこのポケットには片方だけマチもつけて、小銭が出しやすいようにしました。

 

お札入れも使いやすく

お札入れの内側にも、レシートとかを入れるためにポケットをつけました。あとはお守りとかを入れてもいいかな。このポケットも、内側のカード入れや小銭入れに使った生地と同じ小花模様のものにしました。

 

パーツを縫い合わせる手順

作ってきたパーツを組み合わせていきます。でも、、、ここからが佳境だというのに、というか佳境だから、肝心の写真がありません。作業に夢中で、、、うぅ、文章のみでの説明。難しいです。

 

まずは内側のカードポケットなどがある部品と、その反対側にあたるお札入れの内側の部品とを縫い合わせます。つまり、この記事のすぐ上の二つの画像の部分です。中表に合わせて、下側以外の3辺をグルリと一周縫い、表に返します。

続いては、お財布の外布(紺に白のドットの生地ね)と、黄色の札入れの布(外布側の方)とを中表にします。そしてこの間に先ほどのカードポケットなどの部分を挟んで縫っていきます。

まずは両方の横(短い方)を縫います。それから下側を縫う。こちらは端から真ん中に向かって縫っていって、中央は2cmほど開けておきます。返し口は外布の上部。

と、いろいろ書いてはみたものの、分かりにくいですね。こっちの記事には画像をもっと入れて縫い方を書いているので、合わせて読んでもらえると嬉しいです。

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女の子用二つ折り財布、完成です!

厚みを減らすのに苦労したカードポケットはこんな感じです。厚みは大丈夫になりました。カードも入れてみました。ピッタリ。

 

こちらの画像は小銭入れ部分です。それにしても最近、スマホの調子が悪いのか、以前のようにきれいに画像が撮影できません。ちょっとピンボケ気味ですね。

 

お札入れ側のレシートを入れるポケットは2つに区切りました。大きめのレシートやカードは大きい方のポケットへ。お守りとかは小さい方のポケットかな。

 

そして外側から見るとこんなの。これは開閉部分の金具を付ける前です。この合皮の留め具は100円ショップで購入したものです。多分セリアだったと思う。やっぱり最近の100円ショップはすごいね。なんでも揃う。

この留め具、穴があるので、そこを縫い留めました。こういう留め具を使ったのは初めてだったのだけど、便利~♪

 

うちの娘は左利きなんです。なのでこの留め具も、普通と違って逆を向いています。左利き用の向き。

 

苦労したけど、なんとか完成です。良かった、良かった。喜んでくれました。外出するときにはいつも持っていってくれてます。頑張って作った甲斐があったな。

 

長財布を作ります! チャレンジだ~
自分のお財布はボロになってきたし、娘に以前作ったお財布は不備があったし、ということで長財布を二つ作ることにしました。工程がとっても多い! しかも蛇腹部分は難しい! でも頑張った甲斐があって、無事かわいいお財布が完成しました。達成感!!
お財布の修理
だいぶ前に娘に作った二つ折り財布を修理しました。フタを縫い直し、留め具のバネホックを打ち直ししました。これでまた使えるようになった!

 

 

𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣。.:*・゚✽.。.:*・゚。.:*・゚✽゚・*:.。𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣

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