にっこり(Nick Ollie)してもらえるものを目指して、のんびり(Non Billy)楽しくハンドメイドしているNick Ollieです。
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最近何度かこのブログに載せてるころりんポーチ。ファスナーのついたまるっこいポーチです。
そしたらね、お友だちから「ファスナー付けが得意じゃなくて、、、」というコメントをもらいました。実は私もファスナー付けは苦手にしておりまする。それでも何度もやっている内に、以前よりはマシに付けられるようになりました。
なので、今日は私なりのファスナーの付け方です。またころりんポーチを作って説明しますね。ただ素人だから、プロの方から見ると「なんじゃこりゃ~!」なところもあるかもしれません。もしそういう所があったら、ぜひお教えください。
ころりんポーチにファスナーを付けてみよー
今まで何回か登場したころりんポーチ。今回はポーチの王道、ピンクに薔薇柄の生地で作ります。この生地でころりんポーチを作るのは2回目だなー。
このころりんポーチの型紙(製図)はこちら。
そして作り方はこちらからご確認を。
まずは表地とファスナーを合わせます
このポーチでは、まず表地とファスナーを中表にして、真ん中の合い印から合わせていきます。マチ針は縫う方の面、つまり反対側から打ってあります。この画像は、ファスナーが見えやすいよう反対側から撮っています。
カーブの部分はファスナーに浅めの切り込みをたくさん入れておきます。そして生地のカーブに合わせてちょっとカーブをつけながら留めていく。
ファスナーの端は裏側に90度折り返して留めます。縫ったあとから生地側にも切り込みを入れます。こちらもファスナーが見えやすいよう、裏側からの画像です。
私はしつけとかはあまりしません。その代わり大量のマチ針で留めていきます。ちょっと大量過ぎかな~(笑)
続いて、内布を留めていきます
ここに内布も留めていきます。今回の内布はまたピスタチオ。好きなの。もうラストピスタチオです。このピスタチオ、なくなるのが早かった。
まずは中央の合い印に合わせます。で、ここの表地とファスナーを留めているマチ針1本のみを外し、今度は内布も一緒に留めなおします。
以前は表地、ファスナー、内布の3枚を同時に留めていました。でもそうすると必ずどれかがズレてしまって、却って時間が掛かる。あとから内布を追加して留めなおす方が結局早い。急がば回れ、みたいなー。
これを端っこまで、一本ずつやります。マチ針を一旦取って、また同じところに内布も一緒に留めなおす。たくさんマチ針をしてるので、結構な作業です。
端っこのファスナーを90度折った箇所は、マチ針を外して留めなおすと折角折った所がペロッと広がってしまったりするので、そのままにしておいて、すぐ横にマチ針です。
3枚合わせて縫います
さて縫っていきますよん。縫い代は生地の厚みにもよりますが、端から5~7mmくらいがちょうどいいと思います。
ファスナーの幅は大抵2.5cm。7mm程度で縫うということは、中央部分がだいたい1cmほどあいてることになります。これが丁度いいと思うの。
縫い代をこれ以上とって縫うと、ファスナーを開ける時に生地を噛んでしまう可能性があります。それ以下の縫い代だと間延びして見える気がするし。
もし真っ直ぐ縫うのが難しそうだったら、先に生地に線を引いておくと目安になります。でも今回は線はナシでがんばる!
縫う時はファスナー押さえに変えた方が縫いやすいです。特にファスナーの務歯(ムシと読みます。ギザギザの歯の部分ね)が大きくて厚めの金属の場合などはファスナー押さえにした方がいい。普通の押さえ金と違って幅がないから、ファスナーの金具に引っ掛かることなく縫えます。下の画像、右側がファスナー押さえ。細いです。
ただ今回のような細いプラスチックの務歯は薄いし柔らかいので、ファスナー押さえに変えなくても大丈夫だったりする。
今回はそのままの押さえで縫ってみます。特にうちのミシン君は左基線タイプで、針が左に寄ってるから、ファスナーはそのままでも縫いやすいの。
ただね、もしファスナーの端っこにある金具とかが引っ掛かって上手く進まないような時は、ファスナー押さえに変えた方がいいですよ。
縫う前に、ファスナーは真ん中辺りの直線部分まで開けておきます。直線部分で金具(引き手)をずらす方がやりやすいからね。
さあ縫っていきます。縫う時はゆっくり。特にカーブのところはズレないように、目打ちなどで押さえながら、そして進みに合わせてマチ針を抜きながら、ゆっくり縫います。
真ん中辺りまで来ました。するとファスナーの引き手が邪魔して縫いにくくなる。そうしたら一旦ミシンを止めます。ミシンの針は刺したまま押さえ金を上げて、引き手を既に縫った側にずらします。
ただね、私の相棒のうちの古いミシン君は最近この押さえ金のバネの調子が悪いみたいでね。日によっては、上げてるのにいきなりバチンと下りてくることがある。怖いやっちゃ~! そろそろ引退なのかな。
今日もちょっとご機嫌斜めらしいんです。こうしてミシン君の機嫌が悪い時は、針を上げてそのまま生地をミシンから外してから、引き手を動かします。糸は切らないでそのまま。
そして元の位置に戻して、そこで少し重ね縫いしてからまた進む。
こんなやり方は邪道だよな、きっと。ただファスナーの縫い目は表からは見えないので、こうやって縫い直しても大丈夫です。
縫えました! 表に返して見てみます。うん、大丈夫そう。ちゃんと縫えました。
反対側も同じようにして縫えば、ファスナー付けが完了です。
四角いポーチにファスナーを付ける
生地の幅と縫う位置が重要
四角いポーチにファスナーを縫い付ける時も縫い方は基本的に同じです。ポイントはファスナーと生地の幅との関係かな、と感じてます。
例えば20cmファスナーだと、務歯がついてるところの端から端までが20cm。で、その先の両端に普通は1.5cm~2cmほどの余白部分(何て言うのかな? 務歯が付いてない部分)があります。90度折った部分ね。
生地の横側(脇)の縫い代が狭すぎると、この折った部分の上を縫ってしまったり、見えない奥の方で折った残りの部分がボコボコしたりしてしまう。そうすると、ポーチの端がもたついたり、斜めったりする訳です。
このファスナーの端っこのところがもたついておらず、ちゃんと角が出てるとキレイです。気持ちいい~♪
こうするためには生地の縫い代の幅が重要になるんだということが分かってきました。
このファスナーの場合は、余白部分は約2cmで、ここを90度に折る。折った部分は約1cmほどになります。布はこの折った1cmの部分と重ならないように縫うと良いんですよね。(も一度同じ画像です。)
ということは、20cmのファスナーは折ったところが両端それぞれ1cmずつ、合わせて2cm。つまりファスナーの長さは22cmになる。生地はそれにさらに縫い代を両端とも1cmとるとすると、24cmの幅が必要になります。
いろんな方のやり方を見ると、20cmファスナーを使ったポーチは、生地幅23cmで作ってる方が多いようです。私の場合は24cmの方がうまく行く気がします。
ファスナーの縫い方は同じです
縫い方は、上のころりんポーチと同じ。真ん中の合い印を合わせ、マチ針で留めていきます。多分真ん中から合わせていった方が、ファスナーの左右で位置がズレにくいんじゃないかな、と思っています。ファスナーの端は90度折って留めます。
上のころりんポーチと同様、内布もマチ針で留め、そして7mm幅で縫っていきます。
途中で引き手を縫い終わった側にずらして進みます。うまくずらせない時は、ミシンから生地を外してやってしまっても大丈夫です。
横を縫います
続いて横を縫います。外側は外側、内布は内布で合わせてから、一気に縫います。ファスナーは内布側に倒しておきます。
前述したように、ファスナーの折った所の端ギリギリを縫う感じです。ちょうど1cmくらいの所になるはず。上から触ってみて、ゴツゴツしてない所を縫う。
以前の記事にも書いたけど、こういうポーチの場合は横を先に縫った方がいいですよ。底を縫ってから横を縫うと、ちゃんと縫えたか確認しにくい。底が開いてたら、覗いて確認できるからね。
横を縫ったら、続いて底やマチを縫い、内布の返し口からひっくり返す。そして返し口を閉じれば、ポーチが完成します。
まとめ
ということで、今回はファスナーの縫い方でした。今までに何度もファスナーを縫ってきて辿り着いたやり方です。ご参考になれば。そしてもっと上手く簡単にできる方法、プロの方法などもどなたか教えていただけると嬉しいです。
最後に今回完成したポーチたちもご紹介です。まずはころりんポーチ。続いては四角のポーチ。そして勢揃いの画像をどうぞ♪
𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣。.:*・゚✽.。.:*・゚。.:*・゚✽゚・*:.。𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
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コメント
わあ、うれしい!!
ファスナーの縫い方、ありがとうございます^^
そうなんです、後半に書かれているファスナー終わりの金具のところが苦手で。
三角に追ったらゴロつきもマシ。なるほど~~~!
次作る時はNickさんの記事を見ながらやってみます♪
いやいやいやいやいや( *´艸`)
苦手どころか、
職人Nick技がメッチャさえまくってますよ♪
多分僕なら、最初のまち針で18回は指を突き刺してると思います(T▽T)
マジでちょっと欲しい。( ゚д゚)ウム 30cm位のものが程よく入る道具入れが欲しいんです。(彫刻刀を入れたいんだけどな。)
ファスナー付けは得意という方はあまり居ない気もします。
一番の難関な印象があります。
巾着なら洋裁初心者もいけますが、ファスナーがあるというだけは、初心者にはお手上げなのです。
ファスナーの長さと生地が合ってなきゃいけないなど
作るサイズもファスナーによって限定されている印象です。
ファスナー自体にハサミで切れ込み入れていたんですね・・・!
浅めなら問題なのですね。
マチ針が大量ですね。
刺さりそうですね。
同時に三枚はさみ縫いするより、後から内布を追加する方式なのですね。
ミシンにファスナーを押さえるのにいいファスナー押さえが在ったんですね。
普通の押さえよりファスナーの金具にひっかかりにくいのですね。
為になるお話ですね。
マチ針在りでもミシン縫えてしまいますね。
ファスナーの長さプラス4cmが生地幅のようですね。