にっこり(Nick Ollie)してもらえるものを目指して、のんびり(Non Billy)楽しくハンドメイドしているNick Ollieです。
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先日、自分用にデニム生地でスカートを縫いました。と言ったって、生地を筒状に縫って、上にゴムを通しただけ。普段着というか家でのんびりする時のため用に作った、ジャンジャカ着られるスカートです。こんなデニム生地で作りました。
私、どっちかというとスカートの方がパンツより好きなんですよね。しかもちょっと長めのが好き。ま、体型カバーもできるしね。
色落ちが激しい!
ところがね、このデニム生地、色落ちがとっても激しいの。縫っているだけで指先が青くなってきてしまうんですよね。ほら~、この指。分かるかしら?
私、何か縫うとき、自分用のものは事前に水通しとかは殆どせずにすぐに縫ってしまうんですよね。せっかちでね、すぐ縫いたくなっちゃうの。このスカートもそんな感じで縫ってたら、こんな指先になってしまったのでした。
でも、縫ってるだけでこれだけ指先が青くなるってことは、このスカートを洗濯なんぞしたら、一緒に洗濯するものが全部青く染まっちまうってことよねぇ。そりゃ困る。どうにか色落ちを防ぐ方法はないのだろうか、、、
「染色堅牢度」って何?
色落ちを防ぐ方法をいろいろ調べていくなかで初めて知ったのですが、布の染まり具合にも基準があるんですねー。知らなかった。
その基準は「染色堅牢度」というJIS規格で、
- 変退色: 変色や色褪せの度合い
- 汚染: 色移りの度合い
の2種類でそのランクが判定されるんだそう。
この染色堅牢度のランクは、5級から1級に分かれます。数字が大きいほど(つまり5級ならば)しっかり染められていることを示し、低いほど染料がとれやすくて色落ちしやすいということになるんだって。
このデニム生地はどのくらいなんだろ。2級とか3級とかかな。少なくとも5級レベルではないことは確かです。
色落ちの防ぎ方
さらにネット上をあちこち調べまくったところ、色落ちを押さえる方法が分かりました! しかもね、家にあるもので簡単にできてしまう。使うのは「お湯、お塩、お酢、洗剤」だけなんです。
これで、指先が青くなるほどのこのデニムスカートも堅牢度が5級に近いくらいまでに上がるかもしれない!
準備するものは、お湯、お塩、お酢、洗剤だけ
準備するものについて、分量などをもう少し丁寧に書くと、、、
- 50度程度のお湯:1リットル
- 塩:大さじ1
- 酢:大さじ1
- 液体洗剤:弱アルカリ性 小さじ半分
これだけです。お湯もお塩もお酢も、そして洗剤も普通おうちにありますもんね。準備が楽でいい♪
やり方も簡単
やり方もほんと簡単です。こんなに簡単でちゃんと色落ちが防げるのだろうか、と思ってしまうくらいでした。
流れは以下の通りです。
- 50度のお湯を洗面器に入れる
- そのお湯にお塩、お酢、液体洗剤を入れ、よく混ぜる
- そこに色止めしたいものを浸し、そのまま30分ほどほおっておく
- 軽く絞り、そのまま洗濯機で弱で洗う(洗剤不要)
- 陰干しして乾いたら完了!
なぜお塩とお酢で色落ちが防げる?
疑問ですよねー。なんでお塩とお酢でデニムの色落ちを防ぐことができるのか。これまた調べてみました。ほんと何でもネットで調べれば分かる便利な世の中だわ~。
デニムはインディゴという染料で染めます。このインディゴってのは油分の多い染料なんだそう。一方、洗剤はアルカリ性で、特に油分を落とす働きがある。だからインディゴは洗剤で色が落ちやすいんだそう。
ここに酸性のお酢を入れると、洗剤のアルカリ性が中和されてインディゴが落ちにくくなるんだって。一方、お塩の主要成分である塩化ナトリウムには、染料を繊維に定着させる働きがある。なのでお塩とお酢を使うことでデニムの色止めができるんだって。なーるほど。
実際にやってみた
ということで、上に書いた手順に従ってデニムスカートの色止めをやってみましたよ。
まずは熱めのお湯の中にお塩、お酢、洗剤を入れるのね。何だかお塩やお酢なんて使うと、お料理している気分になってくる。違うか、、、
ここに問題のデニムスカートを投入です。裏返して入れるのが良いそうです。あれ、ちょっとお湯の量が少なめだったかな。でも無理やり漬け込みます。
これで30分ほど放置して、洗濯機ですすぎました。漬け込んだ後の水はこんな具合です。
んー、意外に青くない。もっと真っ青になるんだと思ってた。これは既に色止めされた効果が出ているからなのかもしれない。
こんなになった
さて干して乾かしたらこんなになりました。もともとのデニム生地と比較してみましょう。
左が色止めアフターで、右がビフォアです。右のビフォアの方がちょっと紫っぽくて、なんだか粉っぽい感じがするんですよね。画像では色味しか伝わらないかなあ。この粉っぽいののせいで指先が染まるのかも。
そしてアフターの左側。こんなに色が変わるとは思いませんでした。でもいい感じです。指でゴシゴシしごくように触っても指が染まることはありません。これなら今後、他のものと一緒に洗濯もできます。良かった、良かった。
今回の色止めは、なかなか面白い実験でした。ちゃんと成果も出たし。色落ち対策が必要なら、ぜひお試しを~♪
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コメント
おお~!これは目からうろこです^^
娘のインディゴブルーな服の色落ちが気になっていたので。
早速試しますね~~♪
marimoちゃん
そうなのよ、私もこんなにカンタンにできるとは思ってなかった。まあ、洗濯の時は最初のうちは一応袋には入れて洗おうとは思ってるけど、でも他のものと一緒でも大丈夫そうなくらい色止めできた。
こんな発想なかった。
デニムは色落ちが良いのは、ヴィンテージだけですもんね。僕も万年デニム派なので、覚えときます。
バカワインさん
コメントありがとーございます!
デニム、やっぱり色落ちするものは結構激しく色が落ちるんですよねー。この方法、ほんと簡単でした。
(´・∀・`)ヘー 面白いですね。ってか、デニムってそんなに色落ちするんや。
ましゅーさん
コメントありがとーございます。
いえね、私の買ったこのデニム生地がたまたまものすごい色落ちするタイプだったみたい。実験みたいで面白かったですよ。
デニムは何度か洗ってからでないと他の物と一緒に洗えない・・・それが一手間で色落ちが防げるならいいよね(((uдu*)ゥンゥン 色があせるのも嫌だし、今度やってみるね〜♪
ビー玉ちゃん
いつもありがとね。
こんなに色落ちが激しいデニムだと、やっぱ色止めが必要だなーと分かった次第。
ハナさんがもしかして同じような実験、既にやってたりするんじゃないかな、と思いながら書きました。